猫12

引用元: 「猫は人間の言葉を話す 2」より
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/occult/1208514431/
74: 本当にあった怖い名無し 2008/05/13(火) 12:31:05 ID:vdhNov8V0
このスレ向きのストーリー発見。

「床下のやつら」とは、投稿者宅(庭付き一軒家)の
床下に自主的に住み着いた猫たちのこと。

http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=56348

(床下)桜の花の満開の下

マタタビ酒というものがある。
販売されている物は、人間用と猫用の2種類があるらしいが、どう違うのかは解らない。

我が家では、梅酒や杏酒と同じようにマタタビ酒をつけ込んであり、
年に一度、毎年桜の時期になると、人間用のマタタビ酒を床下の奴らと酌み交わすことにしている。

酔っぱらった奴らを見ていると、
本当はこいつら魔法が使えるんじゃないだろうか?とか
ついポロッと、人間の言葉でしゃべってしまうのではないだろうか?とか
そんなことを考えてしまう。

(続く)


75: 74 2008/05/13(火) 12:31:48 ID:vdhNov8V0
だから私は、年に一度桜の下で奴らに願い事を言ってみる。
そして奴らは、私の願い事を聞いた後で、魔法の杖を振るかのごとく尻尾をクイっと振る。

「流れ星を見せて欲しい」と言ったときにも、尻尾をクイっと振って見せた。
夜空は曇っていたが、きっと雲の上では、星が流れたのだろう。

「捜し物を見つけてきて欲しい」と言ったときにも、尻尾をクイっと降り南に向けた。
きっとその方角のどこかに、昔無くした銀の時計があるだろう。

ミルク割りのマタタビ酒では、魔法の効果も薄いものと思われる。

だから今年は、少しアルコールの度合いを高くして、
奴らに、これまでとは違った少し大きな願い事をしてみようと思っている。
そして、その尻尾が指す方角に向かってみようと決めている。

しかし・・・いまいち猜疑心がぬぐいきれないのは、
毎年酔っぱらった私が眠りにつく前に、
野郎共が笑い顔だけを残して、夜の闇に消えていく姿をなんとなく覚えているからである。

76: 本当にあった怖い名無し 2008/05/14(水) 22:07:56 ID:CJPWBLFRQ
815 ('A`) 2008/02/22(金) 17:32:06 O
猫好きの知人がお土産にマタタビをもってきたときの事
実家の猫はよろこんでかじっていた。

…知人が帰るまでは。

家族だけになると全然興味示さなくなった。

77: 本当にあった怖い名無し 2008/05/14(水) 22:15:52 ID:61WeFLOE0
気配り猫スゴスw

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