わんこ04

引用元: 「【千の風】ペットにまつわる不思議な話3【虹の橋】」より
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1170576748/
299: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/22(日) 23:48:24 ID:8DkJo9qT0
保育園のときに姉が拾ってきて、一緒に育ってきた犬。
気立ての優しい良い犬で、子も作って、
家族や近所のひとみんなに可愛がられて、20年近く生きた。
死ぬ前の二年間はボケちゃったうえ寝たきりになって、辱創との戦いだったけど、
母の介護のおかげで天寿を全うし、去年の春に亡くなった。
その犬が死ぬ前の夏の不思議な体験。

疲れが溜まっているだろう母と介護を交代するために、私は実家に帰省していた。
それに合わせて、母の友人のおばさんとその娘さんが犬の見舞いに来てくれた、
気持ちよく晴れた午後で、庭に面した窓を開け放って、私と母と客人二人の四人でお茶を飲んでいた。
一瞬、視界に入った窓の外を、白い影が横切ったのが見えた。
「あ、○○(犬の名前)だ」と思った。
○○は柴犬くらいだったが、ふわふわした毛のせいで少し大きく見えた。
真っ白ではなく、少し薄汚れたような茶色が混ざった毛色で、
ボケてから寝たきりになるまでの数年は庭に放し飼いにしていたから、
よくそうやって庭をグルグルと走り回っていた。
でもいまはみんなのいる居間で、布団にくるまって眠っている。
あれ? と思って皆の顔を見ると、窓に背を向けて座っていた
母以外の二人がびっくりしたような顔をしていて、同時に
「いま窓の外を○○が走ったよね?」
と言って顔を見合わせた。

野良猫は多い地域だけど、うちは猫も飼ってるから庭にまで来ることはあまり無い。
そもそも猫の大きさじゃない、というのは三人の一致した意見。
(窓の位置と走っていた場所から、猫の体高だと見えづらい)
庭の裏手にいる娘犬は鎖でつないでいるし、毛色が全然違う。
まさか○○がいま息を引き取って…なんて不安になって、
慌てて布団の中を覗き込んだら、スースー寝ていた。

300: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/22(日) 23:51:05 ID:8DkJo9qT0
結局あれはなんだったんだろうね、という話になったけど、
三人の見たものの話がぴったり一致していたので、
何かが通ったのは間違いないんだろう、と思う。
もしかしたら猫かも知れないし、
皆がいるときに元気な姿を見せてくれたのかもしれないね、
という話に落ち着いた。
オカルトとか心霊現象とか大好き(だけどそういう体験一切ナシ)な私も、
どうも生霊を見た、とかいう気分にならなくて、
幸福な集団幻覚、というか、夢みたいなものなのかなあと思っている。

寝たきりになって二度目の夏は越せないかもね、と言われていた犬も
その次の正月に里帰りするまでなんとかがんばってくれて、その二ヵ月後に死んだ。
最後を見とれなかったからか、墓参りもしたのにまだ死んだと言う実感がわかず、
今でもよく、実家の庭を元気なころのまま走りまわっている夢を良く見る。
今日も見た。
目が覚めるたびにまた会えて嬉しい気持ちと一緒に、
自分が気持ちを残しているせいで、成仏できてなかったら、と不安になる。

302: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/22(日) 23:53:55 ID:XHmA/WF+0
不思議だねえ。夢の中で庭を走ってたのかもね。

303: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/23(月) 19:39:24 ID:Ll6mEs+JO
だとすると301達は、ワンコと夢を共有してたんだな、その時。

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