引用元: 「猫の知らせ」より
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/occult/1083379657/
392: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/29 13:28 ID:VlFKLZyc
数年前の話。
弟が弱った子猫を拾ってきた。

はじめは子汚く貧相で、人が近寄ると怯えていた子猫も
弟や家族の世話のかいあってふっくら可愛くなってきた。
だけど弟以外の人間には怯えて震えていた。

弟以外の手からは食べ物をうけとらない。
寝る時も弟と一緒。
ある日、昼寝していた弟の手に頭を乗せて一緒に寝ていた。
はたからみててわかるほど、子猫は弟が大好きだった。

ある日の夜、子猫が弟の膝の上から離れない。
弟がどかしてもどかしても膝から離れない。
弟の手の平に頭をのせて離れない。

数時間後。
弟が異変に気づいたとき、
子猫は弟の膝の上で静かに息をひきとっていた。

弟は「助けてあげられなかった」と号泣していたけど、
あの子猫にとって、一番優しく暖かい場所だった弟の膝の上、
一番優しかった弟の手の平を感じながら天国へ旅立てたのは
嬉しかったであろう・・・そう思いたい。

393: 392 04/05/29 13:36 ID:VlFKLZyc
追記。
その子猫はゴミ集積場に紙袋にいれて捨てられていたらしい。
口が開いていた紙袋から頭を半分だしていたから弟は気がついたそうだ。
想像したくないが・・・切り取られたのか子猫の片耳はなく茶色く変色していた。
体の毛の半分近くも変な風に刈られていた跡があった。

獣医に診せた時点で「もう長くはない」と言われていたんだよな。
あの子猫、幸せを感じてくれたかな・・・。

394: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/29 13:40 ID:5TbIu0sm
>>392-393

泣けた。号泣。

弟さんエライ。
他の人に怯えたのはやはり虐待されたからだろね。
その子猫、すごーくすごーく幸せだったと思う。
生まれ変わったらまたきっと弟さんのところにくるよ。

397: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/29 14:26 ID:VlFKLZyc
>>394>>395
サンクス。本当ありがとう。

>>396
猫がどうやってボタンを押したのだろうか?
想像すると可愛いな。

402: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/29 18:57 ID:2tvi4Ifq
>>397
また弟さんの所に来るんじゃないかな?<その子猫

ただ、今度来る時は
「元気な身体できてね」
って感じだが。

395: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/29 13:42 ID:+S2q5rP+
子猫が幸せを感じていたかは判らないけど、
消え行く小さな命とは言え、
必要とされた弟さんの方が幸せなのかも知れませんね。

それだけでもこの世に存在する価値はあると思いますから・・・

他のサイトのお勧め記事(アンテナに飛びます)