引用元: 「∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧」より
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1456036738/
477: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 15:13:14.55 ID:+DG4v9FK0.net
私の実家の部落(この場合、集落という意味)に、珍しい石を探して拾い、それを
売って生計を立てている男性がいました。
子供の頃、よく話を聞いたものです。私は、彼を「石じじい」と読んでいました。
(本人の前では言いませんでしたが)
彼は、珍しい石を求めて四国の山や海岸を歩きました。
戦前の生まれで、若いころは朝鮮に住んでいたそうです。
戦後は、実家にもどり半農半石拾いで生活をしていました。
彼についての逸話は、以下のリンクをご参照ください。

http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/occult/1445320336/

ここでは、上記の話の続きをしましょう。
(つづく)

478: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 15:15:38.58 ID:+DG4v9FK0.net
>>477
(つづき)

石じじいの話です。

石を求めて、ある山を歩いていた時、山道を横切る白いロープを見たそうです。
それは、綿のやや太いもので、山道を横切って両側の山斜面(上の方と下の方)
に述べていたそうです。じじいは、私有地の境界線と思ったらしいのですが、
「こがいな、山奥で、ようこげな厳密なことをするもんよ!」と不審に思いました。
彼は、そのロープを追って、山の斜面を登りました。ロープは、延々と山の上に
続いていたそうです。ロープを手に持って引っ張ってみると、最初はズルズルと
引き寄せることができましたが、やがてピンっと引き寄せなくなったそうです。
どんどん山の斜面を登っていってもロープは延々とづつきました。
これでは、キリがないので、山道までもどって、石探しに戻りました。
石を少し拾って、山道を戻るとロープはもとのところにあります。今度は、それを
山の斜面をくだって追っていきました。ロープはまた延々と続きます。
長いあいだ歩くと、急に森が途切れて、崖にでました。そこからも下へロープは
続き、下にあるため池の中に入っていたそうです。もう、里の方まで降りてきて
いたのです。ロープを引っ張るとピンと張って、ロープの続きは池の中から
でてこなかったそうです。どうしようもないので、そのまま山をおりて帰った
そうです。その山には、二度と行かなかったということです。
ロープは、綿製でしたが真新しく置いてすぐに見えたそうです。

479: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 17:38:29.06 ID:cSJI7r8U0.net
石じじいに草不可避

100点満点

483: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 10:53:37.98 ID:4V9gatNi0.net
石じじいの話です。

終戦後すこしたってから、彼は、初の長距離遠征として四国の
西部に石探しの旅に出たそうです。当時は、車も所有しておらず
なかなか大変だったということです。石もそれほど多くは運べ
ないので、半分物見湯山の旅だったのです。かなり深い山に
入った時に、「変な人物(じじい曰く阿呆」に遭遇したそうです。
じじいが、山奥の河原で野営の準備をしていた夕刻、上流から
汚らしい格好をしたリュックを背負った小柄な男がやってきました。
彼は、長いあいだ風呂にもはいっておらず、着物も洗っていないと
見えて、臭かったと。じじいもたいがいだと思うのですが、じじいは
衛生観念のかなり高い人だったので、まめに体を拭いて洗濯して
いました。
その男曰く、「この山には宝がある!」「それを私は探しているのだ!」
じじいは当惑しました。熱心にこちらに話してくるその内容が
「荒唐無稽」に思えたからです。「昔は、ここが世界の中心だった」
「私が宝を見つけたら、世界中の信心(宗教?信仰?)がひっくり返る」
「昔、ここらにやってきた平家の落人たちが、宝を見つけて、それを
守護することにしたが、世代を経るにしたがって、その目的が忘れさら
れて、歴史のなかに埋もれてしまった」などなど。
(つづく)

484: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 10:55:40.91 ID:4V9gatNi0.net
>>483
(つづき)
じじい曰く「難しい、信じれん話で、よう覚えておらんわい」「わしは、
それより、気が気やなかったで。頭のおかしい人に夕方、山のなかで
会うてみなや。こわいで。」
じじいは、その人物を警戒しました。彼は、今日一晩いっしょに
いたい、と言ったそうです。彼は、重いツルハシのような道具や
折りたたみ式のシャベルなどを携帯していましたが、食べ物をもって
いなかったそうです。じじいは、彼に食物を分けてやりました。
夜、眠る時に、「夜中に襲われて金品を奪われるのではないか?」
と気になって、オチオチ眠れなかったそうです。
翌朝早く目をさますと、すでにその人物は姿を消していたそうです。
じじい曰く。「そがいなとこに宝なんぞあるかい!とりつかれた
おかしなもんよ。」
   しかし、今、この話を考えると、「ソロモンの秘宝伝説」だった
のかもしれません。
じじいは、その後、少しの石を得て、土佐ば(高知県)の方に山を
下るのですが。そこで、さらに怖いことに遭遇することになります。

487: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 18:50:54.10 ID:4V9gatNi0.net
>>483
書き込み内容の修正です:
本文、1-2行目に、「四国の西部」とありますが、「四国の東部」の誤りです。

489: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/09(火) 10:58:53.21 ID:fze/YzBY0.net
石じじいの話です。

石を探して山の沢をかなり上流まで登った時に、沢からちょっと登ったところの
山の斜面に崖崩れの跡がありました。そこに、遠目に見ると整然と積み上げられ
レンガのような岩盤が露出していたそうです。火山岩が風化すると規則的な割れ目
ができることがあるそうで、その火山岩には、火山ガスが抜けた丸い穴にメノウ
(石英の成分)ができて、きれいなメノウ玉がたくさんとれることがある、
ということで、彼は、それを期待して崖に近づいたのですが、近くに
寄った時に、全身が凍りついたそうです。崖の露頭は、8畳くらいの広さでしたが、
その全体が、びっしりとつみあげられた墓石でできていたのです。
自然石ではないかとよく調べましたが、それはまぎれもない墓石。
各墓石の、ある面には文字が書かれていましたが、それは読めない梵字のような
ものだったそうです。中には、漢字のようなものがあったそうですが、複雑で
読み取れなかった(知識がなかった)と。
(つづく)

490: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/09(火) 11:00:19.13 ID:fze/YzBY0.net
>>489
(つづき)
その露出の横の土壌を剥いだところ、その積みあげられた墓石群は続いて
いました。崖の上には、厚い土壌ができていて樹木もはえていました。
樹木の大きさから、20年くらいはたっていたのではないか、ということでした。
もしかしたら、かなり広い範囲、山全体がこのような墓石が積みあがったもの
ではないかと考えたら、じじいのX玉がちぢみあがったそうです。

私は、それは実際は自然石で、やっぱり火山岩の風化現象だったのでは?
と尋ねたのですが、じじいは言いました。
「いや、やっぱ墓石よ、あれは。どうしてかゆうたらのう、
積みあげられとった墓石の中にのう、何個かお地蔵さまみたいなのが
混じっとったんよ」

492: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 13:20:56.64 ID:RnIn+JCC0.net
石じじいのはなしです。

じじいが、昔話をしてくれていたとき、唐突に言いました。
「おっちゃんは、狩られたことがあるんよ」
?と思いました。当時は、「オヤジ狩り」という言葉はなく(そのような行為はありましたが)、
すぐには理解できませんでした。
じじい曰く。
「山に登っとったときにのう、銃で撃たれたんよ。あれにはまいったい。」
それは単に漁師による誤射や悪戯ではないか?と思ったのですが、彼の遭遇した
「狩り」は、以下のものでした。
じじいが山道を歩いていたとき、突然銃声がして、近くの樹木の幹に跳弾したそうです。
兵役経験のあるじじいは、すぐに、これは銃撃だ!と気がつき身を伏せました。
すると二発目が。一発目よりも彼の近くに着弾しました。じじいは、背負っていた
ザックを捨て、金属のバールだけを持って、ほふく前進で低木の生い茂った道の脇を
移動しました。さすが、元大日本帝国陸軍衛生兵。ほふく前進は得意です。
もといた場所から10メートルくらい離れたときに、彼の近くの地面に、銃声とともに
着弾しました。射撃者は、じじいの位置を知っているかのようだったと。
身の危険をひしひしと感じ、彼は、どんどん進んで、そして意を決して立ち上がって
山道を走り始めました。そこに、さらに至近距離に一発銃弾が。
5分ほど全力で走って、息が上がったじじいは道路際の茂みに身を隠しました。
(つづく)

493: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 13:24:18.73 ID:RnIn+JCC0.net
>>492
(づづき)
すると、目の前の道の上に一発着弾。
ここで、じじいはおかしい!と気がつきました。銃撃は道の山側、山のほうから
行われています。そこには道がないのに、じじいに追いすがって、おくれることなく
正確に撃ってくる。じじいは、少し死を覚悟したそうです。
そのまま、彼は、道から離れて山の斜面を這いながら下って、大きな樹木に身を
隠しました。夜を待ったのです。その日の夜は、闇夜だったそうですが、それに
乗じて彼は、森のなかを這いずって山をくだりました。「生きたここちがせんかったわい」
進んでは潜みを繰り返しながら薄明るくなってきた時に、山道にでました。
その道をおそるおそる下っていると、道の地面に銃の薬莢が散らばっていたそうです。
じじいは、怖くなって、その薬莢の一つを急いで拾ってポケットにしまうと、
また、必死で走って里までくだりました。それ以降は撃ってはこなかったそうです。

495: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 17:16:35.62 ID:ug0pF0yA0.net
石じじいワロタ

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