引用元: 「∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part41∧∧」(実質43)より
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1240987818/
73: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/01(金) 20:07:32 ID:hZ1mpMKZ0
知り合いの話。

仕事で山に籠もっていた時のこと。
夜中に小用を足そうと裏口から出ると、何やら仮設トイレ横の闇中で動く物がある。
子供ほどの小さな影だ。
猿かなと思いながら近よると、あっという間に山へ消え去った。
辺りを懐中電灯で照らすと、浅く掘られた穴とその中に団栗を見つけた。

少し離れた位置に同じような穴があり、やはり中には団栗が収められている。
動物がこんな真似するのかと思いはしたが、時間も遅いのでそれ以上調べず、
そのままトイレを済ませて寝ることにした。

翌朝、外に出た彼は目を疑った。
昨日穴があった場所に、小さいながらもしっかりとした苗木が伸びていたのだ。
半日足らずでこんなに成長するなんて・・・団栗じゃなかったのか?
しかしこの勢いで成長されると、トイレや倉庫に干渉し邪魔になる。
とはいえ引き抜くのも何か躊躇われ、仕方なく別の場所へ移植したのだという。

移動させられてからは、芽が伸びる速度は普通の樹木レベルに戻ったようだ。
なぜあの夜だけあんな急成長をしたのか、幾ら考えてもわからない。

やがて交代の要員が来、引き継ぎを行っている時にこの話を振ってみた。

「あぁ、それは恐らくヤマンボってやつですよ」

年嵩の同僚はあっさりとそう教えてくれた。

74: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/05/01(金) 20:09:22 ID:hZ1mpMKZ0
(続き)
伝わる話によれば、昔からここの山にはヤマンボと呼ばれる妖怪がいて、
団栗や他の木の実を埋めては育てているのだと。

「何でそんなことするのかって、そこまでは伝えられてないですけど。
 思うに恐らく、自分たちが食べる樹の実を育てているんじゃないですかね。
 私は見たことがないんで、あくまでも想像ですけども」

へえ、とそれを聞いて感心したそうだ。

私にこの話をしてくれながら、彼はこうも続けた。

「聞いたことがあるんだけど、日本の自然は手を加えず放っておくと森になるんだと。
 恐らく気候帯の所為だろうけど、ひょっとしたら俺があの夜見た、何というか精霊
 みたいなのがいて、樹とか森とかを育てているのかもな。そう思った」

この国にはそんな精霊もいるかもな。聞きながら、私もそう思った。

85: 本当にあった怖い名無し 2009/05/02(土) 07:30:21 ID:l5ITtFe00
>>73
ほのぼの~w
リスなんかも隠したドングリを一定数忘れるようにできてて
それが春に芽を吹いたりするね、彼等も山の精霊の一部なんだろう。

全然関係ないけど、タケノコって本当に1晩で1Mも伸びるものなの?
そんな早さなら見てて伸びてるのがわかるよね。
植物がそんな早さで伸びるのがちょっと気持ち悪いというか信じられないというか…


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1: なごみたい名無しさん 2016/07/21 23:41
日本は本当に恵まれた土地なんだと改めて思いますね。
そしてヤマンボ可愛い。
トトロっぽい。
ちなみに筍を縦に切ってみるとたくさん隙間が有りますがその隙間がそれぞれ例えば1日1cmずつ伸びると1m位にはなりますw