引用元: 「家系にまつわるオカルト2代目【ラメーン禁止】」より
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1155593594/
526: 本当にあった怖い名無し 2006/12/07(木) 08:38:26 ID:+S7/sWXg0
うちの実家は古くから続く農家なんだけど枯れるまで切ってはいけない木があった。
歴史は本当に古く、先祖は代々庄屋だったらしい。
その木は江戸時代からあるそうな。
松の一種?なのか?親に聞かないとわからない。
その木が枯れたので爺さんから聞かされたとおり、お寺さんを呼び読経してもらって倒し、根っこの一部を供養してもらった。

あとよくわからないのが一家の主(うちのオヤジ)は北側の部屋を寝室にしなくてはいけないらしい。
母が寒いと文句を言っているがどうしてもそうしなくてはいけないらしい。
家は直しても良いが間取りは変えないこと、と言われているので未だに土間があり、
昔風の二階がない平屋作りの家だ。

527: 本当にあった怖い名無し 2006/12/07(木) 08:54:26 ID:82t6igU30
>>526
由来が分かると面白いんだがなぁ
何も伝わってないの?

528: 本当にあった怖い名無し 2006/12/07(木) 09:29:23 ID:+S7/sWXg0
>>527
今日実家行くので聞いてみようかな、と思ってる。
俺は興味なかったんだけどこのスレ呼んでちょっと興味わいた。

529: 本当にあった怖い名無し 2006/12/07(木) 10:34:52 ID:96Vcy52U0
>>526
色々と聞いたら面白いことがありそうだね。
そういう木、家にもあった。
家のは柿の木の古い巨木で、敷地のど真ん中に生えており、何かと邪魔だけど、切ったり実を採ることは一切禁止。
柿の木の幹には、常時、注連縄が巻かれ、お供えもされており、近くで遊んでるだけで怒られた。
子供の頃、理由を聞いたら「血止めの薬が取れる大切な木だから」ということだった。
近隣数村で、この薬が取れるのは唯一、この木だけで、昔は、山仕事などで大怪我をすると、他村の人も怪我人を
かついで来たり、薬をもらいにきたそう。
その血止めの薬というのも見せてもらったけど、子供の目には「ホコリの塊り」にしか見えなかった。
今にして思えば、あのホコリの塊は、柿の木に寄生するカビの一種ではなかったのかなと思う。
抗生物質の極初歩的なものだったんじゃないかと。







530: 526 2006/12/07(木) 20:02:57 ID:+S7/sWXg0
実家行って聞いてきた。

木はやっぱり松の一種だけどそれ以上はわからないって言ってた。
あまり背は大きくなく幹がかなり太くなるタイプのもの。

家の間取りも、この木も一種の豊作のおまじないなんだそうだ。
いわゆる四つ間取りってやつなんだが・・・

寝室 仏間
居間 土間

        木

みたいな感じ(実際はもう少し部屋数がある)で漢字の田んぼの形になってる。
我が家のたんぼも上から見ると田の字のようになっている。
それでうちの田んぼの斜め向かいの山には寺があるのだが、木はその寺を模した物らしい。
つまり家で田んぼを表現してるって事らしい。
オヤジの話では我が家の田んぼだけでなく、その当時の集落を模したつくりにしたと言っていた。
木は大昔寺から貰ってきたもので、寺のほうにも同じ樹齢の木が何本かあるそうだ。

で、オヤジが北側に寝る理由なのだがうちの田んぼの北側に我が家がある。
つまり北側は主=庄屋が住まう場所、ということで北側。
うまく説明できずすまない・・・。

我が家
   田 田
   田 田
    
        寺(小さな山の中腹)
こんな感じ。


531: 本当にあった怖い名無し 2006/12/07(木) 20:22:33 ID:+S7/sWXg0
あまり怖くない話ですまない。

ただ、この木が枯れたんでうちは近々農家を辞めるらしい。
今は死んだ爺さんによるとまた寺から木を貰えばいいんだそうだが・・・。
継ぐ人がいないだけだと思っていたが、そういう理由もあったのかと改めて我が家にもそういう言い伝えみたいのがあるんだなあと知った。
まあ古い家だからな。色々しきたりが他にもあるんだが。

532: 本当にあった怖い名無し 2006/12/07(木) 21:30:53 ID:dl3XmX5m0
>>530
レポアリガ㌧。
怖くなくても、興味はそそられるよ。
ここのスレを読んでいると色々なしきたりや言い伝えを守っている
家が数多くあるのだと知ることが出来てとても面白い。
530の家プラス庭の間取りと集落の建造物の配置が同じって、自宅で
箱庭…ってな感じだよね。大きな街を自分の庭へ小さく凝縮、模した物へ
まじないを行う話を何かで読んだような気がするけれど、…思い出せない。

それにしても530の家は農家をやめるのか。そうするとしきたりも消えて
ゆくのだろうかね…。
もしよければそのしきたりも、いつか教えてほしいな。

533: 本当にあった怖い名無し 2006/12/07(木) 23:19:14 ID:5ni+m/cY0
>>530
私も興味深く読ませてもらった。
530さんの場合怖い話がないのは、ご先祖さんがちゃんとしきたりを守ってきたからでしょ。
「しきたりを破ったらこんなことやあんなことが。 た、祟りじゃ・・・」
ってのがオカルト話ではデフォだから。w
でも、間取りや敷地の配置を変えるなっていう言い伝えは、私は初めて聞いたなあ。
なぜそうなのかという理由も、一般的な風水と違ってて個性的。

534: 本当にあった怖い名無し 2006/12/08(金) 01:34:20 ID:G39aO7ur0
面白いね。言わば、フラクタルってやつだ。
寝室の木側にさらに「寺や木を模したもの」、その反対側に
「家や寝室、主を模したもの」があったりするんだろうか。

思っているより多くの家に、その家だけの思想や宗教めいた
原理原則あるいは主義主張があるのかもしれないね。

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