引用元: 「【豊川閣】豊川稲荷ダキニ天を語れ!コン7【辰狐】」より
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1349439580/
452: その1 投稿日:2014/05/04(日) 03:58:52.61
<お稲荷さんは契約神>
 「伊勢屋、稲荷に犬に糞」といわれたくらい、江戸にはお稲荷さんが多かった。長屋ごとにお稲荷さんが祀られ、それを江戸っ子は大事にした。
 お稲荷さんには必ず狐がいるが、あの狐はご神体ではなく神様の「つかわしめ」。お稲荷さんというのは、稲を荷う、つまり豊作を祈願する神様で、稲作民族にとっては一番身近な存在。
ですから稲荷信仰は、農村部から始まったもの。それがしだいに都市部にも広まった。なぜ都市部に広まったかと言うと、お稲荷さんは現世利益(りやく)。
つまり来世にいいことがあるというのではなく、今すぐに利を与えてくださる、唯一と言っていい神様。
江戸時代中期以降、この現世利益的なところが都市部の合理性にマッチして、稲荷信仰が急速に広まった。
 お稲荷さんは契約神で、願い事をするときに契約を交わす。
とっても人間臭い。この願いをかなえていただいたら、鳥居を寄進しましょうとか。人間はその約束をちゃんと守らないといけない。
 だから金無垢の三方(さんぽう)を納めますというような、できもしない約束をしてはいけない。
また願い事がかなったのに放っておくと、たちまち罰があたる。実にわかりやすくて、つきあいやすい神様。
神様からは無理難題は言ってこない。約束だけは守りなさい、という。
無理難題は人間のほうからも言ってはいけなく、お賽銭を十円入れて、子供を大学に入れてくれ、なんて言ってもダメ。
まずは手付け金としてお賽銭を入れて、願いがかなったら、見合う報酬を差し上げますというように。
 貧しい人が飢え死に寸前になったときでも、お稲荷さんの供物は、返せるめどがたたない限り食べてはいけない、と言われており、お地蔵さんの供物は食べても許していただけるが、お稲荷さんはダメ。ルールさえ守っていればいい神様。

453: その2 投稿日:2014/05/04(日) 04:05:11.02
江戸の町では一瞬にしてすべてを奪う火事が多発したので、みな、生きているうちが花、この世を楽しみたい、と考えるようになり、
だから現世利益のあるお稲荷さんに人気が出た。
お願いする場合も、お稲荷さんにランクがあり、願い事に応じて、これは伏見稲荷まで行かないとだめ、
これは近所の九郎助稲荷(吉原にあった稲荷社)でいいだろうとか、使い分けていた。
 お稲荷さんは、無視されるのを非常に嫌う神様。
だから町なかの賑やかなところにあり、お稲荷さんの鳥居の前を横切るときは、願い事があろうとなかろうと、
ペコッと会釈をしなくちゃいけない。
今は見かけないが、昔の人はみんなやっていた。幕末に日本にやってきた西洋人も、
日本人が鳥居の前を通り過ぎるときに会釈するのを不思議がった。
 あちら(西洋)の神様は絶対神。こちとら日本人はあっちこっちの神様に挨拶。
 お稲荷さんは特に商人に信奉されたいた。狐が宝珠とか蔵の鍵をくわえているので、
それで商人の財産を守ってくれると言われ、霊験あらたかだったよう。
家の中にお稲荷さんを祀っていた商人が多かったのも頷き。

454: 名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2014/05/04(日) 04:09:15.69
↑ネットで稲荷について検索してて、非常に良い文章だと思ってたので
 転載しました。
 キャッシュしか残ってないようになったので。2ちゃんに保存。

455: 名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2014/05/07(水) 20:31:57.44
>>453

> お稲荷さんの鳥居の前を横切るときは、願い事があろうとなかろうと、
> ペコッと会釈をしなくちゃいけない。


地元民以外は、稲荷神社とそうでない神社の識別ができなかったと思うが。どうしていたんだろ?

456: 名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2014/05/07(水) 23:16:39.63
>>455
狐さんのお供が付いてたり鳥居が朱色だったりでなんとかわかったのでは。

457: 名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2014/05/08(木) 00:48:41.35
昔はおいなりさんに限らず鳥居やお寺の前をとおり時には会釈するのが
作法だった。

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1: なごみたい名無しさん 2015/12/27 17:36
両親や身内、自分が住んだ所、
殆ど山の手線内だけど、
寺や神社が多くて稲荷は少し。
山手線外回りの品川区に住んだとき
神社仏閣が少なくて小さな稲荷の
祠がそこらじゅうに。
だから江戸というより江戸のはずれかな?

2: なごみたい名無しさん 2016/05/01 21:12
稲荷様は二種類存在します。
日本の神道から来る宇迦之御魂神(うかのみたまの かみ)様と、
ヒンズー教由来のダーキニー(荼枳尼天)様。
神道の稲荷様には○○稲荷神社と神社と必ず付く、
ヒンズー由来の稲荷様には神社と付かない。
ヒンズー教由来の荼枳尼天様は主にお寺にある稲荷様で対価を求め約束を守らないと罰が当たるのはこちらの神様、
神道由来の宇迦之御魂神(うかのみたまの かみ)様の方は感謝の気持ちを伝え祈るだけでよい。

3: なごみたい名無しさん 2016/05/01 21:33
その昔インドから仏教伝来
 ↓
空海、本場の仏教を学びにインドヘ
 ↓
その頃インドでは仏教は駆逐されヒンズー教が支配
 ↓
空海、そうとは知らず仏教の守護神と間違えヒンズー教の神様であるダーキニーを日本へ
 ↓
ダーキニーの霊獣はジャッカル
空海、日本にジャッカル居ねーし狐でよくね?
 ↓
神道由来の宇迦之御魂神様の霊獣も狐
 ↓
どっちも稲荷様としてゴッチャに
 ↓
ヒンズー教の由来の荼枳尼天様は破壊神シヴァの妻パールヴァティーの化身ドウルガーの反身カーリー(殺戮を好む)の従者ダーキニー、故に全ての願いに対価を求める。
神道由来の優しい日本の神様と違い世界の神様の中には怖い神様もいるので正しく接しましょう。