引用元: 「ほんのりと怖い話スレ その71」より
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1299993563/
356: 本当にあった怖い名無し 2011/04/04(月) 03:19:50.36 ID:0aVnjgfgP
小3の頃、小児喘息を発症して、市が運営する海岸沿い療養施設に入寮してた。
朝は5:45起床、6:00グラウンド集合、ラジオ体操・5kmジョギング・乾布摩擦、
7時に朝食、7:45から部屋の掃除、8:15に集団登校…
と、まあ、軍隊みたいな施設だった。

小児喘息やった奴ならわかると思うんだけど、霊感強い人多いんだよな。
発作起きてる時って、生死の狭間みたいな苦しみがあるんだけど、
何度か発作やっているうち、平常時でもナニカが見えるようになる…

入寮するとすぐに古株に呼び出され、
朝に集合する浜から見える岬を指さされて「あれ、見える?」と聞かれる。
すると、だいたい5人に3人ぐらいが「ああ、いるね」と。
岬の突端に、白い着物を着た背の高い爺さんがいるんだよ。
爺さんは、岬の突端に立って、じーっと沖を眺めているだけ。
「見える子」は、寮室グループとは別のグループにも入ることになる。

で、「町のどこそこにはヤバいのがいるから近付くな」とか
「なんとか神社は光のシャワーがあるから、週に一度は行った方がいい」
とか情報交換をしていた。
小児喘息がおさまり退寮して、中学生ぐらいになるとなんにも見えなくなる。

ふと思い出したもんで書いてみた。

357: ロザリー ◆clEmatisZQ 2011/04/04(月) 03:25:22.02 ID:tdTH3LJG0
>>356
へえ、喘息の子が霊感強いって初めて知りました。
光のシャワーとかなんかいいにゃあ。

361: 本当にあった怖い名無し 2011/04/04(月) 05:35:13.94 ID:0aVnjgfgP
>>357
喘息発作って本当に苦しいんだよね…
チアノーゼ出たり、意識を失うこともあって
心が弱っていると「死んだ方がまし」と思うぐらい。
だから、意識が「あの世」と近くなるんじゃないかなあ。

俺も寮に入ったばかりの頃は、色んなものが見えてたし、
寮にいるのは、そういう経験のある子ばっかりだから、
俺たちがひそひそ話していると、先生たちの方が怖がってたw

寮から3km圏内に大きいのやら小さいのやら4つ神社があったんだけど、
その中の一つが、光のシャワーが出てた。
だから、新入りが来ると、古株はその神社に連れて行ってあげる。
小さい神社だけど、海岸線が見通せて、気持ちよかったな。

472: ロザリー ◆clEmatisZQ 2011/04/05(火) 00:45:58.49 ID:G8D1Zcv30
>>361
そっかあ、喘息って大変なんだにぇ。
興味深い話ありがとう。

474: 本当にあった怖い名無し 2011/04/05(火) 03:47:34.10 ID:pPBWuEJj0
>>356
オカ板で夢のない話をするとだな・・・
喘息の治療薬の中には、微量とはいえエフェドリンが含まれてるものがある。エフェドリンは向精神作用があり、ドラッグ代わりにもなる。
自分の経験上、これがたまーーに効いてるんじゃないかということが何回かあった。
人によってはもっと頻度上がるだろうし、それを神秘体験と勘違いすれば普段からなんか見えた気になってもおかしくはない。
さらにいえば、発作の激しいときには軽度の酸欠状態になっているわけでこれもまた幻覚の要因になる。
深夜眠いのに眠ることができず半分酸欠でエフェドリン突っ込まれたら、まあ脳みそに妙なエラーが発生するのもうなずける。
もっといえば、喘息持ちということでなんらかのコンプレックス(特に運動系)を持つことになり、その埋め合わせとして精神世界にいく輩が
いても責めることはできない。馬鹿にはできるけどな。

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