引用元: 「後味の悪い話 その92」より
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/occult/1219979263/
716: 本当にあった怖い名無し 2008/09/11(木) 00:21:54 ID:hJ3yq1Um0
シャーロック・ホームズのパスティーシュのひとつ、「シュロック・ホームズ」シリーズが見方によっては後味悪い。

全部コメディで、ベイグル街221Bに住む迷探偵シュロック・ホームズと助手のワトニイ博士が依頼を受けた謎に挑む。

パターンは
ホームズ、持ち込まれた謎に挑む。

普通に書かれた犯罪の予告文や、あるいは明らかな手がかりを逃して独自の暗号解読を行い、問題を複雑にする。

本当はなにも解決していないが、全体の辻褄は合う形の発言をしてホームズがヒーローとなる。

<ラスト>
本来なら防げたはずの犯罪が起こり、ワトニイが読み上げる記事に、ホームズが「その解決に協力しなければ」と
行動を起こす。

面白いのだが、彼が手がかりを見逃したり、誤解したために遺産目当てで爵位を持つ兄弟が連続で殺害されたり、
金庫破りをされたり、スタンプ会社が破産に追い込まれたりするのがオチとして使われるので色々痛い。



717: 本当にあった怖い名無し 2008/09/11(木) 00:36:17 ID:F7mMCCzB0
>>716
外国版毛利小五郎ですね、わかります

718: 本当にあった怖い名無し 2008/09/11(木) 02:56:51 ID:CbosR3Z60
パロディではない方のシャーロック・ホームズでもワトソンが馬鹿なことしてたな。


短編「赤い輪」

ある下宿の女将が、下宿人が10日間も引きこもって外に出てこない。
怪しいので調べて欲しいとホームズに依頼しに来る。

それをワトソンが独自に調査しようとして、下宿人の関係者(下宿を紹介した人)の家を
ホームズに聞いて一人で訪問する。

実はその下宿人はイタリアのマフィアに命を狙われており、そのため引きこもっていた。
下宿人の関係者はそのために安全な隠れ家としてあの下宿を紹介したのだった。
(彼はわけありで困っている人に隠れ家などを紹介するボランティアをしていた)
しかしワトソンが不用意にかぎ回ったことでその存在がバレて、関係者はマフィアに殺される。
おまけに隠れ家の存在もバレる。

ホームズはそれを何事もなかったかのようにスルー。
事件を解決してめでたしめでたし。
(下宿人を安全なところに逃がし、マフィアを捕まえる)

ワトソンが出てこなければ誰も死なずにすんだはずだったのに・・・
しかもホームズでさえそれを責めないし、ワトソンも全く反省していない。

720: 本当にあった怖い名無し 2008/09/11(木) 12:17:37 ID:0ajLEUkf0
>>716
その探偵「俺が1冊分持たせてやる!」って言ってなかったか?

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