引用元: 「後味の悪い話 その65」より
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1172561642/
301: 本当にあった怖い名無し 2007/03/05(月) 17:21:51 ID:XH/ukUNX0
仙人になるための試練みたいだな。
朝まで声を出さなければ弟子になれるって条件で、ずっと耐えたけど最後に母親の助けを求めるに思わず声を出してしまう話。
その後仙人が現れて、もし母を見捨てれば自分が殺していたというオチ。
家族への思いは大切だと言う説話なんだろうけど後味が悪かった。
だったらどうすれば良かったのかとか、その仙人は何様だとか、お前はどうやって仙人になったのかなど突込みどころがあった。
結局、仙人になるためには仙骨があることが条件らしいので、素質のない者を切り捨てたと後で結論付けてしまったよ。

303: 本当にあった怖い名無し 2007/03/05(月) 17:43:27 ID:1WiBGvPV0
>>301
杜子春か。

あれはさ、さんざん道楽尽くして好き勝手やりながら
誰も信じられない人間なんて最低だとか厨房なことぬかすから
実体験でお説教されたってことじゃね?

304: 本当にあった怖い名無し 2007/03/05(月) 18:43:17 ID:AFGKl8Jk0
>>303
それはそれで仙人の(身勝手な)行動は理解できなくは無いんだけど、
杜子春の方は、騙されて命取られ掛けて、肉親の拷問見せられた挙句、
ネタですたって言われたのに、爽やかに「僕は自分で働きますぅ!」とか
なってしまうとなると、結局禁治産者の気持ちは解らんなぁ...みたいな。
要するに、仙人にはとても敵わないから、長いものに巻かれたのか?

310: 本当にあった怖い名無し 2007/03/05(月) 20:59:52 ID:eseF6cCV0
杜子春は、最後に声出しちゃったら仙人が現れて
「あほたれ、声出すからオマエを仙人にする薬の製造に失敗したじゃねえか!
 やっぱオマエ、仙人向いてねえわ。人間やってろ」

てなバージョンもある。
どっちがオリジナルなのかは知らん。

312: 本当にあった怖い名無し 2007/03/05(月) 22:56:25 ID:1jX+v5K40
>>310
多分、改変したバージョンではないかと。
古今東西、イソップとかグリムとか改変バージョン
いっぱいあるので。

1: なごみたい名無しさん 2022/11/10 22:52
310のはオリジナルの杜子春
芥川龍之介がそれを小説化した
杜子春は自分が甘やかされて育ってガキのまま成人したことに気づき
生まれ変わって真面目な人生を歩むっていう物語だよ

2: なごみたい名無しさん 2022/11/11 00:26
お試し行動はダメだよな。でも神話や物語では神様とか人間より上の存在が人間を試すのはよくある…神様なのに試さないと分からないのかぁ。

3: なごみたい名無しさん 2022/11/11 02:59
ってか芥川バージョンの杜子春は結局作者のヒューマニズム介入したんだろうなと思う。
 元ネタじゃ310みたく修行に失敗したのを責められ山を下り、人間界で修行で身についた仙薬の知識で人々に薬売っ皆に感謝され、そこに仙人がやってきて「お前以上の弟子はいなかった、もう一度山で修行しなおさないか」って誘われ一緒に山に戻っていくって話だった。