ぬこ10

引用元: 「猫に関する不思議な話 6」より
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1322374859/
81: 本当にあった怖い名無し 2011/12/01(木) 19:09:19.40 ID:Iy8jypwy0
おそらく飼い主の引越しで置き去りにされた上品な野良ちゃん。
家には既に愛猫が居たので飼えないけど、様子は見守っていた。
近所の会社の社員が餌をあげたり面倒を見て、
時々はウチの愛猫のごはんも失敬し、
何度か出産し、
生き残った何匹かは周りの家で引き取って。
なかなか逞しく生きていた。
ところがその会社が倒産?したのか、いつの間にか空き室に。
野良ちゃんの姿も消えて、しばらくして。

83: 本当にあった怖い名無し 2011/12/01(木) 19:36:51.26 ID:Iy8jypwy0
痩せて毛並みも顔つきもどことなく荒んだ野良ちゃんを見かけ
つい、ごはんをあげてしまった。
野良ちゃんは爪を出し、牙を剥きながらも貪るようにごはんを食べ、
それから毎日来るように。

ごめんね、飼えないんだよ。

心を鬼にして、来ても無視していたのだが。

ある日、窓の下に、野良ちゃんが倒れていた。
すぐかかりつけの獣医に連れて行ったけれど、
「直ると思いますが、直すにはかなりの時間とお金がかかります。
その覚悟がありますか?」

正直迷った。
とりあえず連れて帰り、野良ちゃんのダンボールは窓下に。

84: 本当にあった怖い名無し 2011/12/01(木) 19:51:38.64 ID:Iy8jypwy0
翌朝、野良ちゃんは消えていた。
とても歩けるとは思えなかったけど
薄情な人間たちなんかに、世話になるもんか。
そう思ったのかな、と。

ウチの愛猫がいない事に気付いたのは昼過ぎ。

散歩に行っていると思っていたけど、帰りが遅すぎる。

学校から帰って来た子供と探し回ったけれど
どこにもいない。
迷子になったのか、まさか…。
まさか?

家に戻り、子供と野良ちゃんの事も話していたとき。

87: 本当にあった怖い名無し 2011/12/01(木) 20:03:54.68 ID:Iy8jypwy0
「にゃあ」

え? そこにいるんじゃない。

すぐに子供と家の中を探し回りましたが、
「居ないよ」「うそ、聞こえたよね。今そこで」
「聞こえた、鳴いた」

結局、愛猫は戻りませんでした。
野良ちゃんもその日以後、二度と姿を見せませんでした。

家族は連れて行かれた、と思ってます。
恨んでいたのかな。
ごめんなさい。


98: 本当にあった怖い名無し 2011/12/02(金) 01:59:20.25 ID:g6XzM36hO
>>87
それはね、例え既に飼い猫がいたとしても、その倒れてた野良ちゃんとも縁があったんだから、我が家の愛猫と同じ様に引き取って、最期まで親身に世話をしてあげるのが筋だったという事じゃないかな?
あなたの愛猫も、その野良ちゃんも、人間の側で勝手に分け隔てして区別してるだけで、神様の目から見たら同じ様に尊い命なんだよね。
既に飼っている愛猫とはまた違う形で、その野良ちゃんとも縁があったんだから、結局は見捨てたという事で、因果応報という法則が作用して、贔屓にしていた愛猫も、あなたから離れる流れが出来てしまったんだよ。
野良ちゃんを見捨てたと同時に愛猫も離れてしまったというパラレルワールドをあなたが選択してしまったとも言えるかもね。
野良ちゃんという存在を通してあなたは試されていたのかもね?残念ながら失格だったみたいだね。

88: 本当にあった怖い名無し 2011/12/01(木) 20:41:06.65 ID:NvDb1dY+0
野良ちゃんは怨んではいなかったと思います
飼いネコの愛猫も連れて行かれたのではなく付き添ったのだと思います
自分の勝手な想像ですがそう思います

94: 本当にあった怖い名無し 2011/12/01(木) 23:04:33.38 ID:Iy8jypwy0
>>88

ありがとうございます。

何か、胸のもやもやが少し晴れた気がします(涙)