引用元: 「ほんのりと怖い話スレ 137」より
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1564090249/
※ 明らかな板違いや無関係な投稿などの荒らしが多いため閲覧はあまりお勧めできません。
622: 本当にあった怖い名無し 2019/08/27(火) 13:07:54.80 ID:XZZyEtI4s
もう10年以上前の話なんですが、今でもずっと心に残っているので、
ここに吐き出させてください。
信じるか信じないかはそれぞれだと思いますが、僕が今生きている上でたびたび起こる不思議な出来事のうち、
一番切なかったなぁと、今でも思い出してしまうエピソードです。

まず我が家のスペック。
・5人家族の一軒家。
商店街がある地域&高齢者の比率が高い区画なのもあり、
家族ぐるみでご近所の方によくしていただいている感じ
・家業の関係上、物置として使用している地下室のようなものがあります
別に今までそこで怖い経験をしたとか、そういうのはありません。
家の中からも行けるし、地下から外へ出る扉もあるので、
常時換気もできる感じで、どちらかといえばクリーンです
・母:かなり霊感強い
・僕(長男):音とか臭いとか、これやばいな、の、感は鋭い方
         怖い体験をした当初は「まぁ、偶然だろ」と思うものの
         その後反芻したあと、「あれ、心霊体験だったのでは?」と気づく鈍さ。
・弟(次男):「いるかも」っていう感は鋭いけど、具体的には×。
・妹(長女):10年以上前は見たり、聞いたり、が鋭すぎて、よく泣いていた
          今は見えなくはなっている模様
・父:ザ・ベスト・オブ・鈍感。幽霊とは...?の域。

これを踏まえたうえで、10年以上前の夏の日に起こった事を書かせてください。

714: 本当にあった怖い名無し 2019/09/01(日) 19:17:50.15 ID:TuClpKhO0.net
じゃあ書くけど、これは本当にあったことだよ。
俺が小学校低学年の頃だな。自分の部屋にいると
机の下に何か見慣れないものが転がってた。
直径30cmのボール状だったが、木ノ皮のような質感があった。
足で転がそうとしたら、それは勝手に動いて俺の膝の上に跳び上がってきた。
見ると、ボールの中に直径20cmほどの穴あいてた。

そしてその上に木札が横についてて「屁(へ)入れ口」って書いてあったんだ。
「あれ、なんだよコレ」そういう意味のことを言った。
そしたらそれは宙に浮き上がって、イスに座った俺の背後に回ったんだ。
不思議と怖いとは思わなかったな。振り返るとそれは、
穴のほうを俺に向けて宙にとどまってた。そんときに屁がしたくなったんだよ。

623: 本当にあった怖い名無し 2019/08/27(火) 13:08:35.70 ID:XZZyEtI4s
ある夏の日。
きっかけは、母が「ねぇ、なんか匂わない?」と言い出したのが始まりでした。
今ほどではいですが、そこそこ夏の暑い日が続いていたので、
家の中にあるものが蒸されて匂ってきているんじゃない?と言っても、
「そういう臭いじゃないの。なんか...変な臭い、なんだろう、生臭い...」
と、そうとうその匂いが気になるよう。
ちなみに他4人は、その匂いは分からず。
失礼ながら、母の体臭だとか、そういう類なんじゃないかと思ったほどです。

でも、その日を境に、家で変なことが起こり始めました。
まず、最初にあれ?と思った出来事。
2Fに、居間・洗面所/風呂・和室があるんですが、
基本的に、居間・洗面所を使用していると、廊下を隔てた居間の方から、
声など生活音は聞こえてくる仕様になっています。
その日は僕以外、夜遅くに他4人が帰宅する日だったはずなのですが、
21時頃、勉強をしていて眠くなったこともあり、顔を洗おうと、
3Fにある自室から洗面所へ降りて、顔を洗っていると、
居間の方から男性と女性がボソボソと内容までは不鮮明なのですが、
「何かを会話している」声が聞こえ、あれ?もう帰ってきたのかな?と、思い、
そのまま、居間を通らず、廊下を抜けて自室に戻っていったんです。
でも、30分くらいした後に、そういえば玄関から人が入ってこなかったよなぁ...
という当たり前のことに気が付き、
「ひとりでいると、怖い事ぐらい起きるもんだなぁ」なんて、気ままに思ったものです。

624: 本当にあった怖い名無し 2019/08/27(火) 13:09:05.05 ID:XZZyEtI4s
ただ、その後から、不思議な出来事が、毎日のように勃発。
・居間から、自室に戻る階段を上っている途中で、
誰もいないのに、ギャーっ!という女性の悲鳴が聞こえた
→ここでも鈍いので、え、家の外で事件か!?と思ったぐらいです。
ただどう考えても外から音が聞こえる状況じゃないので、
後々、まぁ怖いこともあるもんだなぁと思ったぐらいです
・自室で昼間をしていたら、バタバタバタと廊下なのか屋上なのか、
子供のような足音で駆け回る音が聞こえる
→弟と妹はもうそんな年齢ではなかったのと、
屋上には人が上がれない仕様になっているので、
怖いこともあるもんだなぁなんて、ここにきてものんびり構える僕

と、ここにきて、僕と父以外にも、不思議な事象に遭遇していたようで
・弟:自室で寝ていたら、まるで映画『エクソシスト』のように、
ベッドがガタンガタンと縦揺れ始めた
・妹と母:地下室で探し物をしていたら、妹が突然泣き始めたので、
母がどうしたの!?とビックリしたら、お母さんの後ろに顔のない男の人がいる!と。

その間も、母の気になる臭いの原因は分からず、
家でこんなに説明のつかない事が起こるなんておかしいんじゃないか、
ということになり、家の各所に盛り塩をすることに。
盛り塩については、いろいろ見解があると思いますが、
母が盛り塩をするぞ、という意見ゴリ押しだったので、
盛り塩が最善策ということで決定。

とりあえず、各部屋においていったわけですが、
今でも母は、「地下室に塩を持っていこうとしたとき、
地下室に近づくにつれて、冷汗は止まらないわ、誰かにずっと見られている感じが
本当にいままで感じたことのない威圧感だった...」と、言ってはいます。
霊感の強い母親でも、かなり印象深い経験だったようです。

625: 本当にあった怖い名無し 2019/08/27(火) 13:09:37.18 ID:XZZyEtI4s
まぁ、そんな盛り塩も、
弟の部屋で数日おいといた盛り塩が黒く染まるなどの現象も起き、
5人の中で何かいわくつきの変な場所に行った人がいるんじゃないか、
変な物を持ち帰ってきた人がいるんじゃないか、
何も感じない父を除き、4人で何がどうなっているんだ、という混乱のなか1か月がすぎ、
ある日ようやく原因が分かり、その日を境に、
家で起こっていたあらゆる不思議なことはぴたりとやみました。

その原因といいますのは、
近所で孤独死をした高齢者の方がいらっしゃったようです。
それも、状態を見る限り、亡くなられてからひと月以上は経過していた模様。
僕たちの家から近所というわけではなかったのですが、
たしかにどこかで聴いたことのある名前だなぁなんて、聴いた時に思ったものです。
母は、まぁ実際は不可能だと思うんですが、その亡くなられた方の臭いを
言っていたのかもしれませんし、家族で出した結論としては、
恐らく、見える・聞こえる人数が多い我が家に来て、
気が付いてほしい、見つけてほしい、もしかしたらそう訴えかけていたのかもしれないね、
と、少し切なくなったものです。

自分の中で印象深かった話なので、満をじして投稿させていただきました。
それ以外にもそこそこしょっちゅう不思議な体験をしているのですが、
それはまた別の機会にでも...長文失礼しました。

715: 本当にあった怖い名無し 2019/09/01(日) 19:18:52.91 ID:TuClpKhO0.net
それでせっかく「屁入れ口」って書いてるんだからと思って、
俺はその上に半ズボンの尻を当てようとした。
そしたらそれがずずっと下に下がって
ちょうどいい高さになったんだ。それで、おもむろに座って、中に「ぶーっ」と。
屁が入って満足したのか、それはぱっと消えてしまったんだ。
もちろん夕飯のときに家族に話したが、みな笑って取りあってくれなかったな。

それから、この屁入れボールは何度も出てきたが、
俺の部屋ではない場合もあった。
ただし、すべて俺が一人だけで、しかも屁をしたいときに限ってた。
家族に見せようと知らせに走ったこともあったが、戻るとそれは消えてたんだ。
そのとき、なぜだかその中に屁をしないのがもったいない気がした。

716: 本当にあった怖い名無し 2019/09/01(日) 19:19:56.85 ID:TuClpKhO0.net
それで俺が中学、高校、大学、そして就職してからも、
転居してても屁入れボールはときどき現れ、
俺はその中にさまざまな屁をし続けたんだ。
で、俺の結婚式のときだよ。ケーキの入刀で嫁と2人でナイフを持ってたら、
久々にあのボールがころんと出てきた。俺以外のやつらがいるときに
出たのは初めてで、あっ、と思った。式に出てるやつらは、
それが中から落ちてきたのに、
余興の飾りか何かと思ったのか、まったく動じてなかった。

ただ、俺は嫌な予感がした。なんでかというと、
ボールに「屁(へ)出し口」って書いてあったからだ。
「いよいよ2人で歩む人生はじめての共同作業・・・」式の司会がこう言ったとき、
ボールの中から「あれ、なんだよコレ」という意味の子どもの声が聞こえてきた。
そして次に「ぶーっ」という音、それからは「ぶぶびび」 「ぶばばば」 「すーぴっぴ」
「ぱぷおーん びっび」 「ぶーすぷぁー」・・・

717: 本当にあった怖い名無し 2019/09/01(日) 19:21:17.37 ID:TuClpKhO0.net
次々に屁が出てきたが、これが長期間中で発酵していたせいか、
ものすごく臭かったんだ。ホテルのボーイの一人が
気がついてみたいで、ボールに近づいたが、
「うっぷ臭ええああ!!」そう一言いってばったり倒れた。それからが大変だったんだよ。
前のテーブルにいた幼児が火がついたように泣き出し、
なだめようとした母親が、いきなり噴水のようにゲロを吐いた。

ナイフを持ったまま嫁さんがドーンと後ろに倒れ、
駆け寄ってきた親族も次々に倒れた。
屁出しボールは宙に舞い上がり、テーブルの上をぶぶぶぶぶぶぶぶぶと飛び回って、
大勢が吐いたり倒れたりしたんだ。もちろん式場はエアコンも換気扇もあったが、
とうてい間に合うような臭さじゃなかった。最後にボールは俺のほうに近づいてきて、
ケーキのロウソクをかすめた。その瞬間、ボカーンと会場全体が爆発したんだ。
死者がでなかったのが本当に幸いだったよ。